セーフティサブアセッサの学科試験でほぼ必ず出題される内容を紹介させて頂きます。
今回は「3ステップメソッド」についてです。
!!試験では最重要ポイントとなる為、みなさん必ず覚えましょう!!
目次
- 3ステップメソッドとは
- 「本質的安全設計」とは
- 「安全防護方策によるリスク低減、付加保護方策の実施」とは
- 「使用上の情報によるリスク低減」とは
- まとめ
3ステップメソッドとは
3ステップメソッドとは以下の3ステップを指します
- 本質的安全設計
- 安全防護方策によるリスク低減、付加保護方策の実施
- 使用上の情報によるリスク低減
リスク低減に向けてのステップを示しており、1→2→3の順番で実施していきます。
!!この3ステップの流れを必ず覚えておきましょう!!
次からは1つずつ紹介していきたいと思います。
「本質的安全設計」とは
本質的安全設計とは、リスク自体を減らすことです。
リスクアセスメントフロー図のところでも説明した通り、
リスク = 重篤度 × 頻度
で考えることが出来ます。
リスクを減らす ということは
- 重篤度を小さくする
- 頻度を減らす
それでは、1つずつ見ていきましょう!
重篤度を減らす=エネルギー自体を減らす、危険そのものを無くす
つまり、「モータを小さくする」、「空圧を下げる」、「害ある薬品を止める」 という事が考えられます。
頻度を減らす=接する回数を減らす
つまり、「機械の動作外で作業する」「機械に近づく回数を減らす」 という事が考えられます。
最近だと、協働ロボットが多いですね。
3ステップの中でまず考えるべきことは、「リスクそのものを減らすこと」と覚えてください。
安全防護方策によるリスク低減、付加保護方策の実施
そんなこと言っても、簡単にリスクは減らせません
次に考えるべきことは、リスクある所に近づけない様にすることです。
その為の方策が、以下の2つになります。
- 安全保護方策
- 付加保護方策
安全保護方策とは、人が近づけない様にする物理的なガードによる方策です。
例)フェンス、柵、カバー、蓋、扉
付加保護方策とは、近づくときは危険源を停止させて危険源に触れさせなくする方策です。
例)ライトカーテン、ドアスイッチ、マットスイッチ
リスク・危険源を無くすことが出来ない場合に、考えるべきステップになりますので覚えておいてください
使用上の情報によるリスク低減
最終手段として挙げられるのは、注意喚起です。
これは、人に委ねられるところが強いので、実際「対策を取った」とはいいがたいです。
「立入禁止」「高温注意」「路面凍結注意」みたいに、よく見るやつです。
3ステップを紹介していきましたが、ターゲットが変わってきますので注意してください。
まとめ
- 3ステップメソッドはリスクを低減するための方策
- リスクそのものを減らす「本質的安全設計」
- リスクに触れられないようにする「安全防護方策によるリスク低減、付加保護方策の実施」
- リスクに触れないように注意喚起する「使用上の情報によるリスク低減」
ケーススタディではリスク低減まで考えませんが、実際の職場ではとても重要な作業となります。筆記試験では頻出問題となりますので、必ず覚えましょう!!
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